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おしゃれな制服

幼稚園児におしゃれな制服は必要か

現在の9割がたの幼稚園には、制服が指定されています。現在では、教育機関の子供たちが着る制服は、標準服という表現が使われています。少し以前、幼稚園児に標準服を着せるべきか否かという議論が持ち上がりました。一昔前に主流であった、簡単な上着だけの標準服と違い、セーラー服やスース形式のおしゃれな標準服が多くなり、幼い子供には似つかわしくないのではという声もあがりました。値段の高いフォーマル的な標準服は、クリーニング代も嵩み、母親層から敬遠されることも多くなったそうです。しかし、制服の論議は一筋縄ではいかなかったようです。

子供の活発な行動を阻害しないために、制服を廃止した幼稚園もあるといいます。しかし、一部の園では、再び標準服を取り入れて欲しいとの意見も出ています。一見、制服のない幼稚園は、自由なのびのびとした雰囲気で、子供たちにとっては、とても楽しそうです。しかし、母親にとっては、毎日何を着せるか困ることが多いといいます。特にセレブ層の子供が多く通う園では、私服登園が始まるや否や、おしゃれ競争が始まったといいます。園でのびのび動けないような、おしゃれ着を着てくる女の子や、ブランド物を毎日変えてくる子供が大勢いたそうです。

幼稚園児のおしゃれ競争は、母親どうしのせめぎ合いによるものです。服装の規定を設けず、標準服だけを廃止したために、こどもらしからぬ服が横行したとも批判されています。困った幼稚園側では、園指定の体操服だけを残していたので、子供が登園した後に、着替えさせて遊ばせるという苦肉の策を講じました。結局、体操服が標準服の代わりとなったのです。これは変だと感じた母親たちは、以前の標準服に戻してほしいと訴え始めました。ここに置いても、園側はとても苦慮したといいます。標準服派と私服派の親は、ほぼ半数となっていました。

制服か私服かの議論に揺れる際には、保育園のやり方を参考にすることが多くなりました。自然遊びや泥んこ遊びを主体とした保育園では、おしゃれ着を着て登園する子は一人もいません。保育園のコンセプトがしっかり親に伝わっているので、きっちりと服装の基準も守られているのです。自然遊びや泥んこ遊びの多い保育園では、保育時間内に着替えることも必須です。こうなれば、母親のおしゃれ競争も自然と消滅していきます。毎日の選択が大変な上に、直ぐに服が傷んでくるからです。親のおしゃれ競争よりも、子供がのびのびと育つ方が優先です。

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